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地鶏すきやきはコクのある甘い割り下との相性抜群。地鶏、野菜からの旨味がさらに加わったら、最後は是非親子丼を食べて欲しい。
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01年に神戸三宮に1号店を構え、瞬く間に人気を呼んだのが「吹上庵」。その2号店が04年10月に大阪・北新地にオープンした。本当に美味しい鶏を食べさせたいとはじめた店だが食い倒れの町で支持されているようだ。
オーナーの山口さんは実はバーテンダー。今も三宮に知らずと知れた隠れ家的バーを構える。その山口さんの故郷が鹿児島県吹上町という所。それ故、鹿児島に自家養鶏場を構え、そこで大切に飼育した薩摩シャモと名古屋コーチンの肉を毎日、店で使う分だけを空輸している。
地鶏は平飼いされ、昼間の間だけ放し飼いにして飼育されている。一見、常時放し飼いの方が良いかと思うかもしれないが、実は運動をし過ぎても、筋肉がつき過ぎ、身が引き締まりすぎて、食するときには硬くなってしまうそう。そのため、時間を調整しながら散歩をさせ、肉質を調整しているというこだわりには脱帽だ。また、一般的な鶏肉は生後30日程度で出荷されるが、ここの鶏はもっとも美味しいとされる、生後180日経過したものを出荷している。ちょうど玉子を生み出す頃が身に、一番脂がのり、ほどよく引き締まり、味も濃厚になるのだ。
朝引きし、血抜き、中抜きのみを鹿児島で行い、本格的にさばくのは店。そのため鮮度は抜群。刺身にしても、特有の臭みは全くない。すき焼きやしゃぶしゃぶ、水炊きなどの鍋や、焼き物に使う鶏も生のまま食べられるものを使っているというから正に贅沢の極み。2種の鶏はそれぞれ特長を活かしたメニューになる。これも鶏のことを熟知し、研究した結果から。薩摩シャモは歯ごたえ充分で筋肉が程よく引き締まり、身が赤身かかっているのが特長で、刺身として美味。一方、名古屋コーチンは脂ののりが良く、しっかりした歯ごたえはあるが、噛み心地はやわらかい。
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