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| 讃岐うどん、博多ラーメン、和歌山ラーメン…。そんなご当地麺がかつて(今でも?)一大ブームとなっていました。讃岐うどんなどのメジャー級ご当地麺になると、それだけで1冊の本を作ることができるほどで、「麺ツアー」と称した旅の目的になったりもします。でも、そんなご当地麺にもまだまだ知られていないものがあって、雑誌を作っていると、「これオモロイなぁ」という麺にぶち当たることもあります。今更ご当地麺ブームもあったもんではないですが、「次はコレが来る!」というお題で頭に浮かんだのは、そんな知られざる(局地的にはブームになっているが…)ご当地麺です。 そのご当地麺とは、兵庫県の西部の佐用町にある、「ホルモン焼きうどん」と呼ばれる超リージョナルなものです。 |
大腸や小腸、センマイなどをミックスしたホルモンと、キャベツやネギなどの野菜を鉄板の上で炒めたのちに、うどんとタレ(タレの味は醤油系、味噌系…、とお店によって異なります)を入れて焼き上げる。作り方だけを見ていると、ホルモンが入っていることを除けば、普通の焼きうどんと大差はないのですが、ここからがちょっと違います。鉄板の上で焼かれたうどんを、それぞれのお店独自のタレにつけて食べるのです。焼きうどんをつけ麺のように食べる?? なんか変な感じですが、一度食べるとハマってしまうインパクトのある味(もちろん、ホルモンそのものの味も抜群です!)は、まぎれもなくご当地麺の中のご当地麺だといえます。 |
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| 佐用町には約10軒のホルモン焼きうどんの店があるですが、なぜ佐用町にはホルモン焼きうどんの店が多いのか? ホルモン焼きうどん誕生の歴史を聞いてみると、昔から佐用町周辺では畜産が盛んで、赤身だけを都市部へ出荷して残った内臓部分=ホルモン(放るもの=捨てるものが転訛したとか)を日常的に食べる文化があって、よりお腹をいっぱいにするための生活の知恵としてうどんを一緒に炒めるようになった、のだとか。 |
そして、ホルモン鍋やホルモン焼肉が流行ったこともあって、ホルモン焼きうどんが数年前から注目されるようになったそうです。そして、地元の青年会が佐用町の名物にしよう、と2002年に「ホルモンうどんくわせ隊」というグループを結成して売り出したのをきっかけに、ちょっとしたブームとなったとか。しかし、まだまだ兵庫県の一部で知られているだけの存在です。とはいえ、これだけの個性があれば、いつかはメジャー級のご当地麺になるかもしれません。 |
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| まだまだマイナーな兵庫のご当地麺、果たしてメジャーになるのでしょうか。「ホルモン焼きうどん」と聞いて、その姿を思い浮かべられる人は少ないはず。「どんなの?」と興味を持ったならば、実際に佐用町まで食べに行ってみてください。私も話には聞いていたけれど、食べたことがなかったので、実際に食べに行ってみました。その時のことは今でも覚えています。 中国道佐用ICを出ると、そこはもうホルモン焼きうどんの聖地で、道路沿いには「ホルモン焼きうどん」の看板がいっぱい。店によってタレの味が違う(とはいえ、醤油系に隠し味に柚子が多い)ので、2〜3軒ハシゴすれば、それぞれに違う味が楽します。しかし、それぞれのお店でお母さんから「うどん2玉(普通の大人なら軽く2玉は食べるらしい)でいい?」と勧められるので注意が必要です! それぞれのお店で2玉も食べていたら、胃袋がもちません…。鉄板の上で焼かれるホルモンとうどんの香りにお腹がどんどん空いてきたのを覚えています。 |
完成したら、タレの入った取り皿につけて、召し上がれ。ちょっと濃いめの味ゆえ、ビールが欲しくなったが、クルマだったので我慢、我慢(電車で行ってたなら、絶対に飲んでいただろうな)。完食したら、次のお店へ。佐用町の中心部にホルモン焼きうどんの店が集まっているので、移動もラクラクです。個人的には「王将」(おばあちゃんがひとりで切り盛りしていて、おばあちゃんのキャラも抜群で、食べに行ってよかったと思えるお店。ただし、営業は夕方まで)や、「お多福」(ホルモン以外にも、豚肉、カルビなどもあり、ホルモンがダメな人でも大丈夫ですから、初心者には向いていると思います)などがお薦めです。「ホルモン焼きうどん」って美味しそう、と思ったアナタ、次の休日は佐用町まで「ホルモン焼きうどんツアー」で決まりです! そうして足を運ぶ人が増えたら、もしかすると「ホルモン焼きうどん」ブームが来るかもしれません! |
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