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勝手にトレンドウォッチャー 次は絶対、コレが来る!専門家が次のトレンドを大予想!?

飲食店プロデューサー、フードコーディネーター、マスコミ業界人など、食に関わる専門家が「次なるトレンド」というテーマで私論を展開します。当たるも八卦、当たらぬも八卦。さて、今月の専門家は何を予想しますやら…。

11月のゲスト 小泉麻衣子 フードコーディネーター 私が気になるもの ミルキークィーン

11月はフードコーディネーターの小泉麻衣子さんの登場です。新聞の料理コーナーにレシピを載せたり、テレビの裏方で料理制作を行ったり、はたまたイベント会場で料理講習を開いたりと、料理現場に携わる仕事をしている小泉さんだけに、実体験で感じたいいものを紹介してくれます。果たして小泉さんの薦める「ミルキークィーン」は現代のトレンドに乗るのでしょうか。いざ、その論理の展開を・・・。。

コシヒカリの突然変異(?)からできた米

 料理の実現場で仕事をしていると、色んな食材に出合うものです。「美味しいなぁ」って思うものもあれば、「これはいただけない」っていうものも時には持ち込まれるんですよね。でも、後者の食材でも、アレンジすることで何とかできないかなぁって、こなしているものもあるんですよ。
 今回、私がオススメするのはお米です。これは私も実際の食生活でも使っていて、なかなかいけるって感じているものなんです。みなさんは「ミルキークィーン」って耳にしたことはないですか?一見、お米らしくないネーミングなんですが、コシヒカリの親戚みたいなお米なんですよ。

ミルキークイーン写真

 まず、「ミルキークィーン」って何なのかを簡単に話しておきます。これは農林水産省の大型プロジェクト「スーパーライス計画」の中で新形質米として育成されたもの。何でもコシヒカリの突然変異でできたと聞いています。その玄米は半透明になる場合が多く、表面が牛乳のような色だったので、そんな名前がついたのだとか。米自体に光沢があって、粘りが強く、冷えても硬くならず、劣化もしにくいっていう特徴があるんです。
 私がこの食材に出合ったのはラジオ番組がきっかけでした。神戸のkissFMでお弁当の話をするコーナーがあり、それに出演した時のこと。「冷めても美味しいお弁当を作りましょう」と話したかったので、あらかじめそれに合うレシピを考案していたのです。そんな時、「ミルキークィーン」を試作時に使い、「これならいける!」って感じたんです。
 実際に使ってみて、冷めても硬くなりにくいんで、おにぎりにはぴったりだと思いましたね。食すと、やわらかく、ふっくらとした食感が残るんです。調べてみると、米に含まれる2種類の澱粉のうち、粘りの少ない澱粉であるアミロースの含量を約10%と、コシヒカリの3/5程度に下げた品種で、南東北地方以南で栽培されているそうです。

ミルキークィーン3に、コシヒカリ7のブレンドがいい

 私の印象ではコシヒカリが好きな人は「ミルキークィーン」が好きなんじゃないかなって思っています。でも、「あきたこまち」が好きな人はダメでしょうね。「あきたこまち」はどちらかと言うとパサついた米。モチ米のように粘りがある「ミルキークィーン」は相反するものだからです。だから「ミルキークィーン」は焼飯には向かないわけ。
 私も食卓ではコレを愛用しています。でも、私はごはんを炊く時は、「ミルキークィーン」を3、コシヒカリを7という割合で入れているんです。なぜ、3対7で炊くのかと言うと、「ミルキークィーン」だけならモチモチしすぎるように思えるから。つまり、コシヒカリを入れることにより、その粘り気を緩和させようというわけです。しかし、モチモチ感があって粘りが好きな人は「ミルキークィーン」だけで炊いてもいいと思いますよ。ごはんってその家ごとの嗜好が出るので、粘りがある方がいいという人、パサついた方が好きという人、やわらかい方がいい、硬いごはんでないと・・・などなど、人それぞれなんですから。
 私は「ミルキークィーン」だけを使う時は普通より10%水を少なくして炊いています。難しいことはわからないですが、この米自体が水分を含みやすいんじゃないかなって思っているんです。
 「ミルキークィーン」は米らしくない名前ですよね。だから若い女の子でも「この名前かわいい!」なんて買って行く人も多くなるんじゃないでしょうか。フードコーディネーターとしてはその銘柄単体で炊くよりも、他の銘柄を合わせて自分なりのブレンドすることをぜひオススメしたいですよね。

小泉さんとミルキークィーン

ごはんの友も選びましょ

 お米の話をしたので、ついでに私が見つけた"ごはんの友"を紹介しておきましょう。
まず、川本昆布食品(敦賀市)の「ひじきごはん」。これは平たく言えばふりかけで、インターネット通販のベスト10に入っているほどの人気商品。半生タイプのひじきで、そのままごはんにかけても、混ぜてもおにぎりにしてもいいですね。ホント、ひじきの味がし、美味なんですよ。

ひじきごはん ごまふりふり

 それと山田製油(京都市西京区)の「京都山田のへんこ ごまふりふり」。ちょっと面白いネーミングでしょ。山田製油はゴマ油が有名な店で、ここのゴマ辣油もオススメです。
「ごまふりふり」はその名の通りゴマのふりかけ。ゴマとしそ、梅、のりが入っていて、やわらかい味で、あまりしょっぱくないんですね。だからごはんの味を避さないふりかけなんです。ぜひ、これらを購入して「ミルキークィーン」で炊いたごはんにかけて食べてみて下さい。まさにおかずいらずですよ。
「ミルキークィーン」は10kgが5000円。店によって違うかもわかりませんので、よくチェックして買ってみて下さい。こうしてごはんの話ばかり語ってくると、読んだ人はごはんが食べたくなって来たなんて思いませんでしたか?そんな人は「ミルキークィーン」を買って来て炊いて下さい。ひとりずつがこうして行くことで、徐々に「ミルキークィーン」がトレンドに乗って行けば・・・なんて考えています。
プロフィール

小泉麻衣子(こいずみまいこ)

大学卒業後に辻学園のフードコーディネーター養成講座を受講したのがきっかけで食の世界へ。その経緯もあり、辻学園の日野先生らのアシスタントとしてイベント会場に赴くことも。仕事としては新聞や書籍のレシピ制作、CM撮影の料理制作、テレビのキッチンスタッフ、飲食店のメニュー提案と幅広くこなしている。毎日新聞「おかずカレンダー」やMBS「堀ちえみのあなたにア〜ン」のレシピ制作も行っており、KTV「ハイヒールの真夜中市場」では料理制作も担当している。

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